
Yahoo!知恵袋に以下のような質問がありました。
職場での社内恋愛は、未婚の男女がしがちであると思われがちですが、既婚者であっても社内恋愛をするケースはちらほらあります。
とはいえ、「そもそも既婚者なのに社内恋愛がOKなのか?」と気になる人も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、既婚者の社内恋愛が発生する理由やNGな背景を紹介します。
既婚者の職場・社内恋愛が発生したらどうすればいい?
既婚者で社内恋愛が発生する場合どうすれば良いかを検討すると、「キャリアと家庭の崩壊を招くので、めちゃくちゃでかいリスクを背負うくらいなら、まだ会社外で恋愛した方が良い」となります。
既婚者が社内恋愛で失敗した場合、
- 社内で周りから白い目で見られ、退職せざるを得ないリスク
- 家庭が崩壊し、離婚はもちろん慰謝料などを取られてしまうリスク
が発生します。
もしこれが未婚者のケースであれば、社内恋愛が仮に失敗したとしても「ああ、あの人振られちゃったね」という雰囲気だけで終わりますし、時間が解決してくれます。
しかし、既婚者のケースの場合は離婚することになったり、多額の慰謝料を払わなければいけなかったりするうえに、ほぼ確実に「既婚者なのに社内恋愛した」という「社内からの冷たい目線」があります。
そのため、仕事の評価には影響しなくとも、「既婚者に手を出す人」というレッテルが貼られてしまい、どう足掻いてもその呪縛からは逃げられません。
生活していくうえではお金が必要なので、仕事に悪影響が出てしまうのは絶対に避ける必要があるので、上記2つのリスクを背負うくらいなら、まだ社外で恋愛した方が2つのリスクが1つになるので、安全と言えるでしょう。
既婚者の職場・社内恋愛が発生する理由とは?
既婚者とはいえ、職場での社内恋愛が発生することがしばしばあるので、ドラマの題材になんかもなるケースがあります。
そこで以下では、既婚者なのに社内恋愛が発生してしまうケースを複数解説します。
長時間同じ空間で一緒に過ごしているから
職場では同じ空間で一緒に仕事をすることが多く、同じ部署や仕事をしている場合は何かと協力する機会が多いため、自然と親密になることがあります。
特に、プロジェクトやチーム作業で一緒に時間を過ごす中で、知らず知らずのうちに親密になっていくケースが多いです。
たとえば、仕事の悩みを相談していたり、一緒の業務を協力しあったり…。
そのうち、仕事上の会話だけでなく、雑談などをするように自然となります。
このように、上司や同僚とお互いのプライベートや性格を深く知るようになり、距離が縮まることがあります。

仲良くなるのは仕事を進めていくうえでも問題ないですが、、、
家庭のストレスがかなり大きいから
家庭でのコミュニケーション不足や配偶者への不満があると、その反動からか、「職場の異性の方が良い」と社内恋愛に発展してしまうケースがあります。
とくに、「家庭にはない理解を職場で得られる」と感じることがきっかけになることが多いのです。
社内恋愛とは若干異なるものの、日本企業に多い「意味もなく残業をしたり、同僚と飲みに行ったりして家に帰りたがらない上司」を見たことがある人も多いのではないでしょうか。
このケースも家庭で上手くいかず、居場所がない(とくに男性に多い)ので、必然的に社内にいる時間の方が長くなり、残っている社員と仲良くなりやすいということもあるでしょう。
また、職場で発生するストレスや悩みを愚痴るなどして共有することで、「一緒に頑張っている」という感覚が生まれることからも、それが恋愛感情に発展することがあります。

これを心理学的には「吊り橋効果」といいます。
職場環境が大きく関わっているから
たとえば、同じオフィスで働くことで、物理的にも心理的にも距離が近くなりやすいです。
頻繁に顔を合わせることで自然と親密になることがあります。
また、その会社が社内イベントや飲み会などが多く、既婚者であっても参加し、プライベートな一面を見せ合う機会があると、仕事のときとは異なる一面に魅力を感じることがあります。
スリルを味わいたいから
人によっては、背徳感やスリルを味わいたいという理由で、既婚者であっても社内恋愛に走る人もいます。
いわゆる、「禁断の恋」への憧れがあるのか、既婚者同士や既婚者と未婚者の関係はタブー視されるなか、バレたらやばいというスリルや非日常感が関係を強くすることがあります。
言い方を変えれば「探求心がある」といえますが、既婚者にも関わらず社内恋愛に走る人の心理としては「私生活に不満があり、充実感がない」が挙げられます。
その他の理由
既婚者でも社内恋愛をしようと考える人のなかには、
他人からの関心や好意を得ることで、自分の魅力や価値を再確認したいという心理が働くケースも稀にですがあります。
職場恋愛はその欲求を満たす場になりやすいです。

注目されている感を味わいたいということでしょうか。
既婚者同士の職場・社内恋愛で両思いはNG?
職場における既婚者同士の社内恋愛はもちろん、両思いは基本的にNGとされていますが、その理由について解説します。
倫理的な問題があるから
既婚者同士、または片方が既婚者の場合、恋愛関係は家庭を裏切る行為とされます。
家族を傷つけるうえに、信頼を失う結果につながるため、多くの人にとって受け入れられないものです。
また、職場は仕事をする場であり、恋愛をする場所ではありません。
既婚者同士の恋愛が発覚すると、周囲からの信頼を失い、職場全体の士気に悪影響を与える可能性があります。

僕自身も、前職が社長と役職なしの女性がデキていると知り、完全に仕事のモチベーションが下がってしまったことがあります。
職場の秩序が乱れるから
既婚者同士の恋愛関係では、仕事に影響を及ぼすことで、他の同僚やチームメンバーとの信頼関係が壊れ、職場の秩序が乱されることが多いです。
たとえば、特定の人に肩入れしていると見られたり、公平性が疑われることも…。
また、他の社員が必然的に気を遣うようになってしまうので、余計なストレスがかかって業務効率が低下する可能性が大きいです。

「既婚者だから」というのがポイントですね。
法的リスクが大きいから
既婚者同士の恋愛関係は、法律的に「不貞行為」とみなされることがあります。
本人の配偶者が気付き、慰謝料請求や裁判に発展するリスクとなりかねません。
実際に会社の営業活動に明らかに悪影響になるケースが過去にあり、裁判所でも「解雇処分を適正とする」判決がなされたこともあるのです。

会社によっては、社内恋愛自体を禁止する規定があったとしてもそれが有効になるケースは低いようですが、「そもそも既婚者なのに」という社内の白い目を向けられることは否めないので、それを覚悟で社内恋愛をすることをおすすめします。
関連記事:社内恋愛禁止の職場でバレたらどうなるのか?【クビ?】
別れた場合に大きな後悔をする可能性が大きいから
既婚者の場合は、未婚者の場合以上に「別れた後の職場に残る気まずさ」があり、後悔する可能性が非常に高いです。
関係が終わったとしても、同じ職場で働き続ける場合にはお互いに気まずさが残るうえ、既婚者同士であることを知られたら「もう終わり」と考えても良いくらいリスクが高いです。
関連記事:【絶対するな?】職場での社内恋愛はリスク高すぎる?
既婚者同士の社内恋愛の事例とは?
以下が独自調査して「既婚者同士の社内恋愛」に関する事例です。
私は既婚者で、職場ではリーダー的な立場にいます。ある日、新規プロジェクトのメンバーに選ばれたAさん(30代後半の女性、同じく既婚者)と一緒に働く機会が増えました。Aさんは明るく聡明で、どんな困難な状況でも前向きに取り組む姿勢が魅力的で、自然と彼女に惹かれていきました。
新規プロジェクトは半年間続き、毎日のように長時間一緒に作業する中で、次第に私たちの間には特別な感情が芽生えていきました。最初は軽い雑談が中心でしたが、いつしかお互いのプライベートな悩みや家庭の話まで深く話すようになったのです。ある日の帰り道、彼女が「こんなに心を許せる人は初めて」と言ったとき、自分も同じ気持ちだと気付きました。
ただし、私たちはお互い家庭を大切にしており、それ以上の関係には進展させない方が良いと話し合いました。それでも、職場でのふとした会話や目が合う瞬間に、特別な感情が抑えきれないことがあります。
上記の事例からも分かるように、「特別な感情(=社内恋愛)を持っていても、互いの家庭があることからもそれ以上の関係にはならなかった」と一歩踏みとどまっています。
もし社内恋愛がバレてしまったら…というリスクを最後まで責任を持つことができないのであれば、既婚者同士での社内恋愛はやはり避けた方が無難そうです。