同じ環境で過ごす時間が長いからこそ、自然と距離が縮まりやすいものです。
しかし、そんな社内恋愛が原因で仕事を辞めることになるケースも少なくありません。
「好きだからこそ職場で気まずくなった」「恋愛関係がこじれて業務に支障が出た」など、思わぬトラブルに発展することも…。
この記事では、職場や社内恋愛が原因で片方が辞めた・退職した事例紹介します。

同じような状況に悩む方にとって、共感できる内容や対策がわかる内容となっています!
- 職場・社内恋愛が原因で片方が辞めた・退職した事例11選
- 30代男性:理学療法士(2020年2月〜2020年11月)
- 30代男性:介護職(2017年4月〜2019年12月)
- 30代女性:看護師(2016年2月〜2017年6月)
- 30代女性:金融関係の一般事務(2014年2月~2014年12月)
- 30代女性:児童福祉施設の児童指導員(2017年2月~2017年12月)
- 30代男性:大手会社の技術職員(2018年6月〜2019年2月)
- 40代男性:住宅関係の製造業(2014年10月~2015年10月)
- 30代男性:医療機器メーカーの営業職(2020年11月〜2021年10月)
- 30代男性:メーカーの営業職(2019年4月〜2021年3月)
- 20代女性:メーカーのサービス営業(2021年2月〜2021年7月)
- 40代女性:金融関係の営業(2015年6月〜2016年6月)
- 30代女性:居酒屋の調理担当(2009年9月~2014年2月)
- 30代女性:老人ホームの介護職員(2017年9月~2018年4月)
- 職場・社内恋愛が原因で片方が辞めた・退職した事例まとめ
職場・社内恋愛が原因で片方が辞めた・退職した事例11選
職場における社内恋愛はときとして、仕事を辞めざるを得ない状況に陥ることが実際にあることが、以下のアンケートをとってわかりました。
- 1. あなたの年代を教えてください。
- 2. その社内恋愛の内容はいつの出来事ですか?
- 3. 社内恋愛の期間を教えてください。
- 4. その社内恋愛をしたときのあなたの職種を教えてください。
- 5. 社内恋愛での退職経験について、以下の3要素を交えたエピソードを教えてください。
- 「①あなたが退職したor相手が退職したのどちらか」
- 「②具体的な退職に至った社内恋愛の背景」
- 「③退職後の現在」

意外と退職している人が多いです…。
30代男性:理学療法士(2020年2月〜2020年11月)
①妻が退職しました。
②お互いに家でも職場でも顔を合わせることに抵抗が出てきたことがきっかけでした。
別にお互いを嫌いになったわけではありません。
これまでは少し気に入らないことがあっても仕事をしていると忘れていったり、同僚に話を聞いてもらいスッキリしていましたが、職場でも家庭でも一緒となると小さな嫌なことが溜まっていくようになりました。
また、職場のスタッフにも変な気遣いをさせてしまったこともあり、2人で話し合いを重ねて決断しました。
③私は同じ職場で働き続けており、妻は市外の病院に勤めることになりました。
職種は同じなのですが通勤距離が少し遠くなったのと、業務内容の差から始めは苦労をかけました。
今では2人の息子に恵まれて生活しています。
30代男性:介護職(2017年4月〜2019年12月)
①私達の場合は社内恋愛の末、相手側が退職する形となりました。
理由は社内での相手側の評価や業務量等が「私にひいきされているから不平等だ」という言いがかりをいつまでもされており、それを払拭できず仕事上でのストレスが大きかったためです。
私達は同じ施設の中で働いておりましたが、仕事とプライベートでは公私混同しないように人一倍気を付けており、仕事上での相手側に対する対応は他の職員と同じように対応することを徹底しておりました。
しかし、相手側のことを少しでも助けるとそれをひいきだと非難されることが続いた為、今後のことを考え相手側に退職して頂きました。
③その後、私達は結婚することとなり子供にも恵まれましたが、すれ違いが多く現在は離婚しており、それぞれの人生を過ごしております。
30代女性:看護師(2016年2月〜2017年6月)
①私が退職した話です。
②当時既婚者であったが、向こうからのアプローチで曖昧な関係をスタートさせてしまいました。
何度も辞めようと思ったがズルズル関係を続けてしまいました。
向こうは子供ができないから奥さんと離婚がしたいとのことで、何度も引き留めにあいました。
相手が奥さんと離婚調停してる間に、私との子供を妊娠したのを機に相手は離婚、私と入籍しました。
③しかし、結婚生活をしてみるとその相手とは
- 金銭面や生活の価値観が合わず、住む場所で揉めて、結婚前にいた独身寮を出たのを機に私は地元に戻ったこと
- 社内恋愛始まりの経緯から世間体を気にしたこと
- 相手の素行が職場で悪かったこと
が原因で育休から復帰できない状態となり、退職することとなりました。
夫は職場での素行が悪く、上手く精神疾患を装って病休を繰り返して家にお金を入れなかったこと、金銭面のことで喧嘩になったら暴力振るうようになり離婚しました。
私は実家の近くに住み、親の力も借りつつ同業を続けて仕事に邁進しています。
30代女性:金融関係の一般事務(2014年2月~2014年12月)
①私が退職しました。
②新入社員として2013年4月に入社し、当時教育担当だった先輩と付き合い始めましたが(今回の件とは別)、2014年2月ごろから同じ部署の上司ともいい感じになりました。
先輩社員とは同棲もしていましたが、私の気持ちが冷めてきており、そのころ距離が近くなった上司と不倫関係になりました。
先輩とは数か月ダブりながらも別れましたが、上司といるところをほかの社員に見られたりして、当時の仕事がいやになっていたこともあり、2014年12月に私が退職しました。
③上司とは退職後も遠距離で関係を続けていましたが、2年ほど経って不倫関係を断ちたいと私から離れました。
今はその会社の人と一切かかわりはなく、数年前にマッチングアプリで出会った人と結婚しました。
30代女性:児童福祉施設の児童指導員(2017年2月~2017年12月)
①社内恋愛の末、私が退職しました。
②きっかけは以下の3つです。
- 従業員数が5名ほどしかいないので人間関係が悪くなった
- 児童福祉施設ということで近くに未成年の子どもたちもおり子どもたちにも徐々に知れ渡ってしまった
- 私たちのことに関する根も葉もないよくない噂が広まってしまったこと
上記の理由から、施設長の判断で風紀を乱すという理由により私が退職に至りました。
退職するのは私でも彼でもよかったのですが、職場からより必要とされるポジションにいたのは彼だったので彼が残留することになりました。
③退職後は私は別の職に就き、彼は続けていましたが、結局風紀を乱すと判断した上司とそりが合わず退職しました。
結果的に二人とも退職しましたが出会いの場となった職場でしたので今でも感謝しています。
30代男性:大手会社の技術職員(2018年6月〜2019年2月)
①結論から申し上げますと、私が退職いたしました。
②退職に至った背景には、職場環境が大きく関係しています。
勤務先は工場で、男性9割・女性1割という環境でした。特に若い女性は話の話題にされやすく、従業員の多くが年配の男性であったこともあり、日常的に下品な会話が飛び交っていました。
中でも、当時の彼女は職場で人気者で、周囲から「可愛い」とチヤホヤされる存在でした。
私は付き合っている中で、その様子を見るのが辛かったという理由もありますが、何より彼女自身がその状況を理解した上で周囲と積極的に関わっていたことを知り、嫌気が差しました。
ちょうど私自身が転職を考えていた時期でもあったので、彼女との別れとともに退職を決意しました。
③現在は、彼女は変わらず工場で働き、私はフリーランスとして自由な働き方をしています。
40代男性:住宅関係の製造業(2014年10月~2015年10月)
①私が退職しました、最初から社内恋愛をする時に退職すると決めていました。
会社の雰囲気があまりよくなく、従業員に対して扱いがひどいことが多々あり、二人とも体を壊したらいけないと思い、まずは私から動こうと考えていたからです。
もちろんすぐ転職先が見つかることはなかったので、1年ぐらいはその会社で働きながら合間を見て転職先を探していました。
②自分の中では将来的なことも考えていた部分もありました。
しかし相手の方はそういうことはあまり考えてなかったみたいで、1年ほど社内恋愛をしてそれから私が転職をして、さらに1年ほど付き合って、別れることになりました。
③社内恋愛をしていたのが結構昔なのでそれから別の恋愛をしたり、紆余曲折あったりで今はお相手はいないですが新しい仕事で自分らしく過ごしています。
正直言うと少し社内恋愛には、こりた面もあると思います。
30代男性:医療機器メーカーの営業職(2020年11月〜2021年10月)
①私から退職しました。
②同時期に入社した年下の同僚です。
初めは時折話す程度でしたが、相手から食事に誘われ、その後何度か食事に行くことになり交際に至りました。
社内ではお互い積極的に話すことはなく、仕事終わりなどで話すことが多い関係性でした。
年齢が離れているという距離感や職場で内密にすることの煩わしさなどもあり、結果的に破局するかたちとなりました。
破局後もその方と職場内で話すことはあったものの、それ以外の場面で話すことは全くなくなりました。
徐々にお互いに話す頻度が減少していき、私の方が気まずさを覚えてしまったため、現職を退職する運びとなりました。
③現在、連絡先は持っているものの、全く連絡することはなくつながりはない状態です。
30代男性:メーカーの営業職(2019年4月〜2021年3月)
①営業職として働いていましたが、社内恋愛がきっかけで私の方が退職しました。
②同じ部署の同僚だった彼女とは仕事の相談をするうちに親しくなり、交際を始めました。
当初は隠していましたが、部署内で噂が広まり、上司から注意を受けることもありました。
さらに、仕事中にお互いを意識しすぎてミスが増えたり、同僚との関係に微妙な空気が漂うようになったりと、次第に職場に居づらくなりました。
彼女との関係を大切にしたいと思い、話し合いの末、私が退職を決断しました。
③その後、転職活動を経て、現在は別の営業職に就き、彼女とは結婚を前提にした交際を続けています。
この経験から、恋愛と仕事の両立の難しさを実感しつつも、新しい環境で前向きに頑張っています。
20代女性:メーカーのサービス営業(2021年2月〜2021年7月)
①私が退職しました。
②2021年2月から、営業部内の先輩と急激に仲良くなりました。
取次ミスをして在庫を止めないといけないでっかいトラブルがきっかけでした。
対応後になんとなく飲みに行くことになり、その飲みも盛り上がり、休日にはうみほたるへのドライブや野毛飲みを楽しむなどとんとん拍子でした。
しかし、30人程度の小さな会社だったため、社内恋愛特有の悩みがでかすぎるハードルでした。
退職のきっかけは以下の通りです。
- チーム内で関係が知られることへの不安があったこと
- 直属の上司すぎて業務上の公平性を保つ難しさを感じるようになったこと
- 私が別業界への転職も考えていたタイミングだったこと
③その後は生活リズムや給与面などが合わなくなり、3年ほどで別れてしまいました。
40代女性:金融関係の営業(2015年6月〜2016年6月)
①退職は私がしました。
②結局別れてしまって、周りの人たちには内緒で付き合っていました。
しかし、職場には多分ばれているようで、ちょっと気まずくなってしまったのと、私も他にやりたいことがあったことが退職するきっかけになりました。
色々考えて、すごくドロドロした別れ方ではなかったのですが、やはり今後同じ部署でこれからも付き合う人がお互い出来たときにやっぱりきまずさはあるだろうなと思ってしまいました。
それに私は少し引きずってしまっていたので、このままずるずる一緒に仕事をしているとふっきれない部分もでてくるような気がして退職に至りました。
③退職後は他の仕事につき、この彼のこともふっきれて仕事に集中できるようになりました。
離れてからは連絡はとっていないのですが、噂では元気にやってるようです。
30代女性:居酒屋の調理担当(2009年9月~2014年2月)
①私が退職しました。
②12歳年上の上司とお付き合いしました。
当時高校生だった私にとってアルバイト先の大人でスマートな彼が大変魅力的でした。
今思えばもてあそばれていただけなのかとは思いますが、当時は彼にぞっこんでした。
彼にお付き合いしていることを公にしたくないと言われたので秘密にしておりましたが、一緒に勤めていた友人がおしゃべりなこともあり周知の事実だったかもしれません。
私が重く彼に縋り付いてしまったのが鬱陶しかったのか5年目の冬、彼から拒否され、最後は連絡も取れなくなってしまったため自然消滅となりました。
仕事場へ行くのが気まずかったので社会人としてはあるまじき行為なのですが、そっと行かなくなり退職したという流れになります。
退職手続きは事情を知っている女性の上司が担当していたのでスムーズでした。
③大分前の話でお恥ずかしいのですが、現在は違う男性と結婚し、一児の母です。
誰かに頼り過ぎてはいけない、自立することが大事と学んだ経験でした。
30代女性:老人ホームの介護職員(2017年9月~2018年4月)
①社内恋愛して私が退職しました。
②以下3つの理由で退職をしたのがきっかけです。
- 私の方が夜勤の仕事をしていなかったため、給料もそこまでではなかった
- 人間関係でもモヤモヤがあったため少しでも良い環境で仕事をしたいと思ったこと
- 社内恋愛中の彼とは社内で同じところにいてはいけないと思ったこと
仕事とプライベートと分けなければいけないと思っても、彼がいると仕事としてもプライベートの話もしているのではないかと思われてしまうのではないかと思い、職場に居にくくなってしまいました。
③現在は、プライベートも安定し、退職したのち彼とは別な職場に就職しています。
そして、少しでも家から近いところを探し就職することができました。今では人間関係も良く相談できる相手もいて、より良い環境で働いています。
職場・社内恋愛が原因で片方が辞めた・退職した事例まとめ
事例にあったとおり、職場における社内恋愛で片方が辞めた・退職した原因は大きく以下の内容に分類できます。
- 社内恋愛のデメリットが社内で発生してしまい、仕事がしづらくなった
- 相手と顔を合わせるのが気まずくなった
- 転職のタイミングがたまたま重なったこと
- 2人で別々の職場で働いた方が良いと決めたこと
普通の恋愛とは違い、自分自身のキャリアにも響いてくるので、社内恋愛に安易に手を出すのは良くないことがわかります。
もし、意中の相手との関係性がうまくいけば良いですが、社内恋愛では結婚までいかなければ、別れてしまい自分の方に原因がなかったとしても、良くない噂がたってしまうのは必然と言えるでしょう。
そのため、社内恋愛をするには「バレたときのリスクも我慢ができる、それ相応の覚悟」が必要なことがわかります。

もしかしたら今回のエピソードの中にもあったように、相手を退職させてしまう、なんてことにもなりかねません…。